今季の渓流釣りも支流においては、30日で終了する。今年は「登ってる」より「釣ってる」時間が多いのではと思うほど、まったく良く一人で沢に出かけた。 釣果はおおむね150匹に達した。 今日も、仕事を終了してから、14時をまわり、釣り場に到着し入渓した。そこは、最後の釣りを楽しむために来た多くの釣り人の足跡が、最初から最後まで、ずーっと僕の前を歩いていた。 追っても、追っても追いつくことのない先行者を意識することをやめ、自然と今季最後の釣りを楽しみたいと思い、足跡を見つけては先に行った者の影を想像して、どう攻め釣りをしていたかを想像し、竿抜けを探った。 しかし、この狭い沢でそうそう違う攻め方が出来るわけでもなし、渓流での釣りはやはり繊細で、それらの足跡の濡れ方から想像するに、数時間前に人が歩いたであろうところを同じように歩き、同じように竿を入れて、魚が釣れるほど甘くはない。 仕方無く、あえて根掛かりしやすそうな場所を見つけては、餌を余分につけ、水中でのフッキングが少なくなるようにし、竿をいれてみる。 結果そういった場所では大きい奴が残っていて、計4匹あがった。 魚も必死だし、やはり何事も一筋縄ではいかないものだ。 また来春の解禁が楽しみだ。
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