Grimperときどき脂鰭そして流されて

Master of Stoneに憧れつつも、パートナーのいない日はTrout Fishingに出かけてしまう日々の記録
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...... 2011年07月30日 の日記 ......
■ 天然山女   [ NO. 2011073001-1 ]

 最近、独り自然の中で釣りをしていると、とても楽しくリラックスした、居心地がいい感じだ。それは(もちろん天候や増水などでリスクが高まる事もあるが、それも含め)溜まったストレスが解消され、はたして魚はどこにいるのか?そいつを釣るためにどう行動し、どう餌を落とし、どう獲り込むか?そういった事で頭はいっぱいになり、時間はあっという間に過ぎてしまう。
 そして、そこそこ釣行を重ねはしたが、未だ僕は数釣りから脱することは出来ず、ある程度のサイズと効率ばかりを求めて、暇にまかせてはトラウトのいる沢を遡行する。
 しかし、仲間内には数よりサイズを求め、人の入ることのない山深く、提燈の様な仕掛けで釣り上がり、50センチ程ある化物岩魚ばかりを釣る後輩もいる。そういったDeep釣りの話しを聞いていると、それだけでアドレナリンが分泌される程に興奮するが、そのリスクなどを考えると、僕はまだそういった深い釣りには、踏み込めないのが現実だ。
 僕もいつか、そういった釣りを散歩の様に楽しむ事が出来るのだろうか?
 限られた時間の中で、クライミングの技量も高めつつ、釣りの技量も高めることが出来れば素晴らしいのだが、…多分そうもいかないだろう?

 最近、川釣りの好きな連中は、大半が鮎に移行し、渓流は以前より入渓する人が減っている。ましてや増水し、リスクが高まっている今、来る人は少ない。そういった事もあり今日は久々の大漁で、4時間で2桁の釣果が出たため、今年の全ての釣果を計算してみると、すでに3桁を越えていた。

 嬉しくもあるが、僕の場合リリースするのはそのうち30%程なので、長く続けているとそれなりに、命と云うものについて考えてしまう。
 数を釣るなら、奪ってしまった命は決して無駄にならぬ様にはしたいものだ。

 写真は、概ね25cmの山女で、釣り上げる際に魚体に擦れたラインの跡が若干あるものの、他は全く傷のない美しいものだった。
 


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