Grimperときどき脂鰭そして流されて

Master of Stoneに憧れつつも、パートナーのいない日はTrout Fishingに出かけてしまう日々の記録
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...... 2011年06月06日 の日記 ......
■ 蜘蛛とかぶと虫   [ NO. 2011060601-1 ]

 初めて見あげてから、随分たってしまった。
 まーあのころ僕は、「このラインを、いつか登るんだ!」とは、思っていなかったと思うのだが…。
 僕が初めてクライミングをやったのは、平成2年春だった。
 場所は日和田山だ。それから4回目のクライミングの日に、始めて小川山に行ったと記憶している。
 あのころの記憶は以外と鮮明で、岩場に行く度に、感動と興奮でどんどんクライミングに魅了されていった。

 当時僕は(20歳になる年の)19歳だった。その年か?その数年後だったか解らないが?ハイカットのシューズに長ズボンを履き、ランニングシャツを着た男性がクラックを登っているシーンを今でも思い出す。そのラインとは「蜘蛛の糸」だ。当時見たその彼は、かなり手こずって登っていたので、「難しいのだろうな〜」と思っていた。

 ラインの下に立つと、ついそのシーンを回想してしまう。そして20年たち、ようやく強くラインに惹かれ、チャレンジする機会が訪れた。

 

 結果は、「枯れ木を落としたよ」OS出来たが、「蜘蛛の糸」は核心部分で足下にあるプロテクションにひ弱ってしまい、失敗した。

 正確に回想すると、一手出せたかもしれないが、もしそのホールドが取れてしまっても、体を引き上げる度に、足下のプロテクションが遠のくのを想像し、その後カムを探し、セットする段階で確実にこなせるだろうかという、自問自答の中で急激に心が折れ、脳が停止し、安全な方に逃げたと言った感じだったかもしれない。

 そして自らホールしたのだが、僕には逃げた位置からのホールでさえ大きく感じ、2回目強気でチャレンジする勇気がわかず、TRでムーブを探ってしまった。

 
 情けない一日ではあったが、小川山シーズンの初日にして、それなりに良いチャレンジが出来たとポジティブにとらえ、次回は出来ればRPしたいと思う。

 

 それに比べF田君は2〜3年程前に1度だけ触ったとはいえ、本日「カブトムシ」を2便でRPしたのは、なかなかの成果だろう。最後のムーブはなかなか読みづらく、記録を見返すと、僕はその部分だけで当時7便かかってしまい、RPまでには9便かかってしまっている。

 比べるのは失礼かもしれないが、彼を素晴らしいと思い、良い刺激となった。


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