
仲間内でクラックラインを登る人は多くはないが、僕の気持を理解してくれる人もいるし、同じ感情を抱くU2の様な奴も今後は(というか、本当は私の方が、彼の硬派なクライミングに影響されているだけの様な気もする。)、増えてきそうな気がしているので、取りあえず、僕のケジメとして、見ている人も殆どいないこのページで、今春チャレンジしたエリアのトポをのせて、終了しようと思う。 この岩は以前から知っていたが、通年登れる訳ではなく、シーズンは多分春先の短い間だけだろう。 岩質は、白く固い質感の斜めに層が重なったチャート壁である。 写真の1番(10A)から3番(11C)のラインは全てNPのトップアウト課題だ。 しかし4番(12A)の課題は、終了点を事前に設定してほしい。最後に決めるプロテクションが、緑のエイリアンかブルーのマスターカムになると思われるが、それは5割ぐらいの確率で、衝撃荷重がかかると滑って、抜けてしまう傾向にある。もし、そのままトップアウトする際、万が一失敗すると、グランドホールの可能性もあるので、上部立木で岩のリップ付近に終了点を作ってから、チャレンジしてほしい。 2番(10C)のラインは中間部でプロテクションが取れなくなるが、よく見るとテラスの脚元の溝の様なクラックにナッツが2カ所決まる。確かBDの4番5番あたりだった気がする。それをセットせず進むとRが付くほどにランナウトし、グランドホールは間違いないだろう。又は、マスターカムのグレー(00)なら決まる場所があるかもしれない?グレードは10Cだが精神的プレッシャーは大きく、オンサイトは狙わない方が賢明だと思われる。 ライン名だが@FROGMAN大海への脱出10A 初登者は藤島・小林、A磨崖仏10C 初登者は宇都宮、Bライン名検討中11C 初登者は宇都宮、C屠龍技12A 初登者は藤島である。 最後に、勝手なお願いだが、ここはNPで十分登れる場所であり、人気登山ルートの直ぐ脇であるため、今後もボルトを打ったりしないでほしいと強く思う。 周辺には目立ったボルダーも多く、まだまだ遊べそうなので場所に関しての公表はK氏及びU2・日登の面々に任せたいと思う。 |