10時岩場でKさんと待ち合わせたが、新設水道管工事で工事車両が駐車場いっぱいに停まっていた。 岩場へのアプローチ入口付近には工事関係者の行為か?キジ撃ちの跡が点々としていた。 気が滅入りつつも、ゆっくり登って行くと、蝉が足元付近の木の根元から「ギーギーッ」と鳴きながら、バタバタと飛び立っていく。産卵の為か?鳥類が活発に動き始める早朝、身を守る為か?木の根付近に集まっているようだった。 その内のあわてて飛び立った何匹かは、僕に向かって飛んで来て、Tシャツにとまりまた直ぐに飛び立っていった。その姿は透き通った綺麗な羽根と、グリーン地に唐草の様な模様の入った美しいカナカナと悲しく鳴くヒグラシに間違いなかった。 岩場は、多少染み出しがあるものの予想通り乾いていた。僕は憧れていたライン「ラップ」を3便だしたがRP失敗してしまった。思った以上に被っている。 その後三池ロックに移動した。 ここもまたカラカラだった。「タンスにゴン」も「OB」もなかなかのラインだ、「ホールインワン」に至っては三ツ星だろう。 人が入ってる形跡はあったので、乾きが以外と良く、その内容が上質である事を知っているクライマーは、来ているのだろう。 障子岩の優しいラインは、僕ら以外の誰かにより、ボルトが打ちかえられたところもある。 いずれにせよ、ここも人が戻りつつあるようだった。 |