早くも夏日到来だ。
最近、不思議に思うのだが、山の中で人知れず岩にかじりついているだけなのに、素晴らしいラインに出会う機会が増えた気がする。なぜだか? ひとつ。以前の自分と違うことは、「自分のやりたいと思う事に集中している気がしている。」 モチベーション維持の極意とは、物事を対神・対宇宙・対自分に価値を求めて、それを理解し、目標を持つ人種だと読んだことがあった。その時は今一意味が理解できず、そのフレーズだけが頭の片隅に残った。 埃だらけのホールドを掃除しながら登っている時の想像力は、脳味噌フル回転で楽しくてしょうがない。それをショッパイラインと感じる人もいるのかもしれないが、対自分的にそんなクライミングは、初登者のやっていたことと同じような事を、数十年後たちそれを繰り返している気さえして、その瞬間の情感まで同じなのではとさえ思ってしまい、得した気がする。 クラックをやる人間と言うのは、ラインさえ自然界がこさえた物だから、対宇宙的なものも、感じるのだろうか? 暑くなってきたし、そろそろ涼しい高原が恋しくなってきた。 近くの新しい課題もまだまだあるが、割れ目も行かないとなー。そして時々釣りも。
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