
久しぶりに、釣りに出かけた。目標は放流の無いエリアで鰭ピンの尺に会うこと。 ところが、やはり尺どころか、釣れない釣れない。堰堤下の深みに竿を入れ、あたりを感じつつ合わせると、すぐ上の薮にラインがグルグル巻きになってしまう。しかし、このイライラがなぜか楽しい、何事も簡単じゃないよね。 ラインを切り、仕掛けを作りなおす。竿より一尋半ほど短くし、ポイントを丁寧に探り歩く、結局釣れたのは1匹。鰭ピンではあったものの、サイズは6寸程しかない。こんなエリアでやたらにお持ちかえりしてしまうと、途絶えてしまうため、そっと針を外しリリースした。一日やって釣れたのは一匹、お持ちかえりは0匹。 17時をまわり、間詰までのラスト1時間半ほどにかけ、多摩川本流に移動。どうにか8〜9寸程のなかなかいい型のレインボーを3匹釣り帰宅となった。 釣果はいまいちだが、綺麗な景色の中、一人鈴をつけ山岳渓流をのんびり逆行するのも楽しい。昼に、日当たりのいい場所で、パンをがじりコーヒーを飲んでいると、どこからか桜の花びらがパラパラと降りてくる。山桜は今がピークを過ぎたところで、春風とともに散り始めている。缶コーヒーが一味うまくなった感じだった。 |