帰宅し確認すると、そのラインに初めて触った日から8日目であった。初日は「13aはあるなー」なんて考えていたが、トライし日がたつと、ムーブが出来、それが馴染むと、12cで良いのかな?なんて感覚に襲われてくる。 石灰岩特有の感覚であろう。フーバー兄弟が14の課題をフリーソロしたとき、「花崗岩じゃやらないよ」と言ったらしいが…。その感覚なのだろう。こりゃー、グレードの目安は早いうちに決めておこうと思い、先週のうちにKさんにメールで12dと伝えておいた。 思った以上に手こずったこのラインを、触った初日に一緒だったKさんのビレイで今日RP出来、感動し、久々に歓喜し、良い思い出となった。 「Kさん!! ありがとうございまーーす」 感想だが、そのラインはスタートは、デブリのように膨らんだガバガバのコルネでスタートし、徐々に細く悪くスマートになるコルネを体を振り登る。その間、徐々に壁も傾斜を増す。 コルネを終了すると、膨らんだフェイスをカチと大きなスローパーピンチで左へ一歩トラバースし、そこから直上。左右のガストンを使い、パワーで体を持ち上げ、悪いポケットをとり、一人が立てるほどのレッジへクロスダイノで飛びつき、我武者羅にあがり終了する。長さはおおむね20m。ボルトは10本だが最終的に、僕は8本しか使わなかった。グレードは、右となりの12aを基準に考え、全体を通しスタンスが良い事と、ボルト間隔が狭く恐怖感は全く無く、ムーブも探りやすいため12dが妥当かと思う。 多分、普段二子や白妙などで登っている人の感覚だと少し甘いかも知れない!。 ライン名は取り合えず、マイブームの「Climber's Genom」で願います。 |