
始めての城ヶ崎。 到着は14時を回り、駐車場には既に、Y夫妻が待っていた。普段トポを持ち歩かないせいか、忘れてしまった。全く、失態だ。経験のないNPラインにおいて、命取りか? Y夫妻の案内で、あかねの浜にいった。そこは誰もクライマーはいなかった。僕は、泰史さんのいくつかのお勧めのラインの中から、「カム・フライデイ」を取り付くことにした。 それは、僕にとって、NPラインのOSグレード更新ラインとなった。 U2は「持国天」を取り付いていた。これは、途中、かなりのランナウトとなり、もし落ちたら間違いなくGホールだろうRがつきそうだ。 帰って来て「トポを見ると、初登者は敏さんであった。周りにもイッパイ初登ラインがあるようで、あの強さの要因をみたように思った。 2日目、アストロドームを見学後、浮山橋に向かう。ここで、城ヶ崎クラックの難しさを知り、このエリアのクライマーの強い理由を知った気がした。岩は同じ安山岩でも山の中のそれと違い。表面は滑らかであり、一見チャートの様なテカリがある。クラック内は凹凸が激しく、カムが決めずらい。かえってナッツの方が決まりやすい。 僕は「トラべルチャンス」をPP後、「ゲルニカ」を触るが全く歯が立たない。しばらく課題になりそうだった。 嘗て、涅槃や河又でぶら下った日々を思い出し、楽しい気持ちになった。 |