Grimperときどき脂鰭そして流されて

Master of Stoneに憧れつつも、パートナーのいない日はTrout Fishingに出かけてしまう日々の記録
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...... 2009年12月31日 の日記 ......
■ 収め?修め!   [ NO. 2009123101-1 ]

 例年に習い、また今年もここに来てみた。

 本当に、ここに来ると初心にかえる。よくよく考えてみると、初めてここへ来たのはもう11年も前のことだ。

 毎年毎年、暮と正月はここで過して、もう10年以上か…。なかなか感慨深く感じる。

 ここでは人との出会いも多く、その頃出会った人達はみんな13を登るクライマーになり、又は2段とか3段とか僕には訳の分からないグレードを登るボルダーになってしまっている。

 あのころ、土日になると10人近くのクライマーが集まり、セッションしていたのが懐かしい。

 

 今日は、愛車のカメムシカラーのバリバリマシンで向かったため、デカイマットは持っていけない。

 取り合えず、小さいマットのアンコを抜き、カブの座席に敷き持って行くことにする。アップもそこそこに即興で課題を作る。たぶん2級程だろう。40分程でRP。その後、もう一つ作った課題は、もう少しのところで登れない。

 

 登っていると近くのベンチで座っていた若者も登り始めた。いろいろ話をしたが「ここは登攀禁止になってますが、登って大丈夫ですか?」と言う。僕は、一年ぶりに来たのでそんな話は全く知らない。

 若者は30分ほどで、床屋の予約があると言い帰って行った。

 

 「終わりよければ、すべて良し」と言う訳でもないが、自分が作った課題を完了させるべく、それから2時間近く粘ったいた。

 その外にある人口壁のハング下は吹だまりとなり、物凄い勢いの風である。「はっ」気が付くと空が少し時雨、花風が舞っていた。

 最後を締めくくるには、丁度いいバムクライミングの雰囲気だ。課題が出来たとき、指は伸びきってしまい、腕はパンパンで、周りは真っ暗になっていた。

 人口壁を一周すると「この遊具は、修理予定のため使用禁止 〇〇市役所」という張り紙がしてあった。

 気づいたのが、課題が終了してからでホッとする。。。

 

 公園の半分はすでに、道路拡張で無くなってしまった。この人口壁も修理されて残れば良いのだが。…時代の変わっていく気がして、すこし寂しく感じた。


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