 久しぶりの外岩だった。 指の調子もいい。 メンバーはF田、陽介君と僕だ。このメンツで行動するのは久しぶりだったが、嘗て一緒にいた時間を考えると、一緒に行けなかった時間の方がわずかであり、やっと元の時間サイクルが戻ってきた。…と思う方が自然な気さえする。 陽介君は「ボディーマシーン(以下BMとす)」の長さに苦しんでいるようだった。 もっと上手くレストが出来、リズミカルに若干捨て身になれば、RPはかなり近くなるのがろうが…、ここがターニングポイントか?今後いつでもリピート出来るように頑張って欲しい。 F田は絶好調で、今シーズンに入り、このエリアで「ジャングルジム」「BM」「ウッシー」「エステ」と次々にRPし、今日は「ナビ」をRPし、その後「ゴッテム」に取り付き、ほぼ全てのムーブを解決していた。次回はチャレンジを開始出来そうな程の出来ばいだった。 それ以外のほぼ同様のグレードのラインは、既に登っているし、ゴッテムの後はコンドルも遣っつけてしまうだろう。そうなれば、このエリアでは、もう殆ど登ってしまったことになる。 それが、とても楽しみだ(5年程早くやってくれたらもっと良かったのだが)。 私も、体力気力を取り戻し、またチャレンジ全開のテンション揚がりまくりの日々が来るように頑張らなくては!
僕は、陽介君と「BM」をRPすることに集中し、どうにか2便目で達成した。 その後、以前は見向きもしなかった、向かって左スラブの誰も登らなくなって久しい「カーチェイス」という10aのラインを登り、泥の詰まったホールドの掃除をした。 掃除をしながら、「僕はどうしたんだろう?以前、誰に言われたかは忘れたが、このラインを綺麗にして登ったらどうだろうか?」と言われた時。「綺麗にしたところで直ぐに自然に帰ってしまうだろうし、それを登ったところで…」と思った記憶が蘇った。 しかし、今日僕はそのラインを掃除していて、悪い気がしなかった。 近いうち、僕は今埋まっている臭ったリングボルトとナッツとシュリンゲでコブを作りNPとし、登ってやるんだと本気で思っていた。 僕のトポには黒の二重線が引かれているのに、今更どういう訳か、それをする事がとてつもなく面白く、意味のあることのように感じてしまった。 自分でも不思議だ。 取りあえず僕の、外での当面の目標は、堅実なclimbingと持久力だろう。室内では徐々に被りを強くし、指への負担も増やし以前の状況にしたい。今のところは順調だ。 Content-Disposition: form-data; name="image"
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