Grimperときどき脂鰭そして流されて

Master of Stoneに憧れつつも、パートナーのいない日はTrout Fishingに出かけてしまう日々の記録
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...... 2011年02月24日 の日記 ......
■ area;底   [ NO. 2011022401-1 ]

 今までとは全く違った、充実感を味わった一日だった。

 今日、僕が強く感じた事は、「神の存在?」とまさに攀じると云った事の「原始的思考」だろう。
 この20年、暇さえあれば攀じってきた気がするが、それでもNP未踏というのは、全く今までとは違う気がした。
 岩は美しく見えてもそれなりであり、プロテクションのセット(訊き)もそれに類似した程度だった。美しい未踏の壁とはこういったものか、と思わせるものだった。
 テラスには、染み出した雨だれの箇所だけ誇りはなく、薄く積った砂埃は、固く締まって、擦っても岩肌はなかなかあらわにならない。しっかりした層のクラックには、土が詰まっている。
 湿度が上がると、一気にグレーが濃くなり、岩肌の表面に湿気をおび、水滴が溜まりはじめる。
 「大海への脱出」といった感じの5.8程度(だと思われるが)のラインで、緊張が走る。全てが横向きに近いクラックで、訊きを何度も確認しての登攀だった。
 全く「鳥とクライマーの世界」とは、かけ離れ「蝙蝠とクライマー」といった感じだった。
 僕は、角岩(チャート)でのNPも初めてだったので、先輩とともに、TRとPPを繰り返した。最初の一本だけは、RPしたと言ってもいいのかな?怪しいところだが。
 このエリアには、今のところ美しいNPラインが、4本はとれそうだ。
 そして、今日最後にトライしたラインは、被りが強く「マリオネット」の様だった。これには驚いた。最近「マリオネット」を登ってみたいと真剣に考えていたのだが、季節的に厳しくなっていたので、半分諦めていたのだ。
 こういった形で新たなラインと出会ってしまうと、神様が見守っている様で、楽しくなる。U2も喜ぶに違いない。
 U2とK先輩とでゆっくりぶら下りながら、初登攀ごっこが出来そうだ。楽しい思い出になりそうな気がする。
 たびたびこういったラインを見つけると、「山のあなたの空遠く幸い住むと人のいう…」という詩や「Surf is where you find it」といった言葉を思い出す。
 全く素晴らしい。

...... 返信 ......
■未登のNP!?   [ NO. 2011022401-2 ]
なんかスゴイの見つけちゃったみたいですね!今度ぜひ連れてってください! 
u2 2011/02/25 21:49:18 
■(無題)   [ NO. 2011022401-3 ]
久しぶりに感動的なラインでした。梅雨前まではトライできそうですね。状態が良かったらどんどんトライしてみてください。
K 2011/02/26 15:50:30 

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