Grimperときどき脂鰭そして流されて

Master of Stoneに憧れつつも、パートナーのいない日はTrout Fishingに出かけてしまう日々の記録
[PREV] [NEXT]
...... 2011年01月03日 の日記 ......
■ 叡智とは   [ NO. 2011010301-1 ]

 物事が発展し、成功を繰り返し、ある程度停滞をはじめると、全体がそこに行きつくまでのプロセスを把握できる様になる。そして人はそのプロセスを追うようになる。
 繰り返し、追っているうちに間違っていない事を確認し、マニュアル化する。
 ここに行きつくまでに、多大な知恵を絞り、成功をして感動がある。この本質をよく解り理解している者は良い、と言うか問題はない。
 後に続く者も、マニュアルを追わずに、本質を見抜き行動出来る者は良いのだろう。しかし、大半はそうでもない様だ。
 マニュアル、法律、類纂が増えれば増えるほど、知恵は使わなくなり、型にはめ考える様になる。
 たまに起きるパプニングなどは、攻撃も内に向かい、型を知らない者や、それにはまらない者、考え方の違うものにのみ矛先が向く。そうしているうちに、彼らの世界は狭くなっていく気がする。そして、それらに縛られ、徐々に自分の身動きも取れなくなって行く。
 そして、いつしか本質が見えていない者達ばかりになり、誰しも型やその停滞を破ることは出来ず、自ずから上限を設定して気付かずにいるのだろう。かといって、本質のみを求め、マニュアル化された行動を必要以上に嫌っては、理想を追いすぎ、排他的となり、他と交われなくなり、傲慢になり孤立してしまう気がする。
 それは、真実とは程遠い形なのだろう。

 山は(人は)、初心を忘れず、本質を見る知性をもっていなければいつか死んでしまうのだろう。
 孤掌鳴難と言う言葉もあるが、人と分かち合い、助け合う中に叡智が存在し、物事の本質が見えるのかもしれない。

 …と言うことで今年の書はこれです。

...... 返信 ......
■(無題)   [ NO. 2011010301-2 ]
僕は「よりシンプルに行う」が物事を深く楽しむキーワードだと思っているのですが、なかなか出来ていません。思考停止したマニュアル君にはなりたくないけど、考え過ぎると独善的になっていくし難しいですね。そういえばブルースリーの言葉に「Don`t think! feel!」というのがありました。
某先輩のような純粋さを持って登り続けていたいものです。
u2 2011/01/21 23:17:05 
■私も然り   [ NO. 2011010301-3 ]
BDの前身とパタゴニアの創始者であるイボンさんも「processmatter」と言っていますが、そう言ったことも気持ちはイコールなんでしょうね。
フジ 2011/01/22 07:30:01 

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: