このエリアに来ると、人からいろんな事を吸収したい気持ちや、いろいろ伝えたい気持になる。Kさん、U2、Wさんなど、僕にないものを持っている人も多く、来る度に楽しくなる。 向かう途上、木々は異様に「通せんぼ」をしていた。 エリアに着くと、荷物場には無数の猿の足跡がある。昨日の降雪時、群れが体を寄せ合って一夜を過ごした様子が、容易に想像できた。 足跡は谷の開けた方に向かい続いていた。 多分、僕たちが来る前に餌を探しに出かけたんだろう。 今日も強引にU2にお願いし、積雪の中運転させビレイをさせ僕のチャレンジに着き合わせてしまった。僕の「岩を見ないと諦めきれない」とダダッコの様な言い訳で、人を使ってしまう行為を、神が見逃すははずも無く、1回目のチャレンジは最後のポケットで、またしてもホール!。染み出しが原因であった。 2回目は、核心のキーホールドが「パキッ」と音がし、ホール。Kさんに固めていただいたアンダーが割れてしまった。 落胆し、「グレードは、一気にあだってしまった」と諦めていたら、欠けた岩の欠片をU2が確認していた!。自然の摂理には反するが、人類の英知の力で元に戻せれば、どうにかチャレンジは出来そうである。 明日は、フランケのリボルトと、ホールド修理になりそうだ。 ホールドの修理は、初めての経験で、少し戸惑うが。こんなに燃えてチャレンジするのも久々だ!。 |